犬のしつけに影響を与えたムツゴロウさんの光と闇

ムツゴロウさんという人物を覚えていますか?

20年数年ほど前はテレビで放送されて、よく見ていたのを覚えています。

いつも笑顔でニコニコ、年齢を感じさせないほどのエネルギッシュ具合!見ていていつもワクワクドキドキして楽しませてもらえました。

ムツゴロウさんは蛇に巻き付かれたり、ライオンに指をガブリとやられたり・・・それでも動物を嫌いにならず、ずっと愛し続けている姿には人生の先輩としてとても尊敬しています。

色々な動物の生態の解説や触れ合いをとても上手にされていましたね~。現代ではその役割をさかなクンが担っているんでしょうか?

私もムツゴロウさんの影響を強く受けていたので↑な表現をしてるんですね~~~。



ムツゴロウさんの影響

ムツゴロウさんと言えばどんな動物にも強い関心と知識を持ち合わせた人物。その中でも印象に残るのが、動物を相手にした時の「独特な口調」。ムツゴロウさんを見たことがある人なら、記憶していると思います。

私も例に漏れずよく覚えています。そして人間って分かりやすい部分から学習したり、記憶します。ムツゴロウさんは動物の扱いが非常に達者。だから・・・


ムツゴロウさんの口調を真似る=動物の扱いが上手になる


と感じ取ってしまうケースがあります。というか無意識に自分もそのクチでした(笑)

動物とはあんな口調で触れ合えば上手にコミュニケーションが取れるんや~!と思ったんでしょうね。動物は人間の言語を部分的に理解できる種はいますが、人間と同じだけ理解して使いこなせる生き物はいません。

ですから動物のコミュニケーションにおいて「言葉」という割合は、人間ほど比重が大きくありません。

では動物はどうやって他の生き物とコミュニケーションを図るのか?



答えはムツゴロウさんが表していた

動物がコミュニケーションを図るとても大切な要素。それは


動作


体の表現ですね。例えば胸を張っていれば「自信がありそう」「威圧的」。背中を丸めていれば「自信がない」「怯えている」「体調が悪い」。目が泳いでいれば「嘘をついている」。ボーっと宙を見ていれば「意識していない」。

動物はこれらの「体の表現」から相手の意思を汲み取るのに長けています。そしてムツゴロウさんはテレビの中でもそれを非常によく体現していました。

動物を相手にした時に、体全部を使って自分の気持ちを表現する。それが相手に上手に伝わるようにしている。もちろん豊富な知識を併せ持って、相手が嫌がることは避けて表現する。

どの要素もとても高いレベルで持ち合わせていたかと思います。口調はあくまでもその人個人の持ち物、という感じです。あの口調が無いと、動物から相手にされないという事ではありません。メインは「体の表現」。口調はサブ。


あの口調でなければいけないという事もありませんし、逆に口調にこだわり過ぎるとそれを怖がる動物には嫌われてしまうでしょう。

ムツゴロウさんという「分かりやすい成功例」に囚われてしまうとトラブルの原因にもなりかねません。

自分自身がどんな口調で表現しているのか。相手にどう伝わっているのかを一度考えるのも、いい助けになるかと思います。


私はムツゴロウさんが大好きです。子供の頃、動物を飼えない環境だったのでテレビから色々な動物を見せてもらえるムツゴロウさんにはめっちゃ感謝しています。

そのムツゴロウさんの動物が好きという気持ち、動物相手にどうコミュニケーションをすれば上手くいくのかを私自身も伝えていきます。






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